落ちモノのゲーム性
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 私自身、さまざまなゲームのゲーム性は"リスク"と"リターン"で成り立っているという仮説を立てている。これがいわゆる"かけひき"だと。

 これによって、実にいろいろなジャンルのゲーム性を理解することができる、というのが、先の講義内容だ。
 シューティング、アクション、RPG、格闘、レース、戦略シミュレーションなど、さまざまなゲームジャンルの例を取りあげながら、人がゲームを「面白い」と感じるプロセスを解説している。

 ……もちろん、"ゲーム性"以外の楽しみも多いのがゲームなのだが。

 そこに、「落ちモノパズル」を解説した項目があった。これがラッキーにも今回の企画に役立った。

  • 落ちモノパズルゲームにおいて落ちてくるブロックは、"リスク"を段階的に高めていく。
  • 画面内がブロックで埋められれば埋められるほど、リスクは高まっていく。
  • リスクを意図的に高めた上でうまいプレイをすると、"リターン"が一気に得られる。
  • だから、ブロックを貯めてリスクを犯した上で『テトリス』で縦棒をつっこんだり、『ぷよぷよ』で大連鎖を組んだりすると、非常にスッキリする。逆に、小さい連鎖ではリターンもスッキリ度も低い。

  リスクとリターンのバランスが、ゲームの面白さを分ける。
 それが非常に露骨に、かつ腕前に応じて調整しやすいように出ているのが落ちモノパズルゲームなのだと思う。


 いいゲームは、高確率でプレイヤー自身が自発的にバランス調整ができる仕組みを持つ。ハイリスクを負えばハイリターンが帰ってくる仕掛けがなにかしらあるものだと思う。

 落ちモノパズルゲームは、とてもわかりやすい例として挙げられる。
 また、それ故に切り崩しにくいのも確かだったりする。

(つづき→)


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