人の感情を代弁する音
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 このゲームにおいては、たくさんメテオを持ち上げた時にはうれしい、ということになる。

 画面がメテオでいっぱいに覆われると、ピンチの状態で「マズイ」。空中で第二次点火、第三次点火と繰り返して大きなカタマリを持ち上げることは、テクニックを活用しつつ昇華しているということで「うれしい」。
 ある意味、非常にわかりやすい要素だ。

 先ず前提として。多くのゲームに採用されている一般的な方式は、1曲の音楽がループで延々鳴っていて、操作や攻撃などによって効果音が鳴るものだ。今まで『メテオス』でうまくいかなかった方式も、コレ。

 その日音楽担当者が持ち寄ってくれたプレゼンは、それらとは少し違っていた。

 うれしい時にはその気持ちをあおるようにファンファーレが鳴り響く。第二次点火、第三次点火と繰り返すとファンファーレがエスカレートする。バックではメテオを積み上げた高さに応じて、音楽のテンポやテンション、調子が変わってくる。効果音と音楽の境目があんまりない。

 要は、その時のプレイヤーの感情をあおるような作りになっていたのである。
 現在の『メテオス』に入っている音楽は、この形式に基づいている。

 思えば、最初の方で「映像と音を豊かに」というオーダーがあった。(参照:マルチタスク)
 その時には保留にしていたけれど、音とゲームの行動がマッチするという要素は、このゲームにとって不可欠なものなのだろうと思う。

 現在、音楽スタッフ数名は、すべての惑星に別の音バリエーションをつけるべく、がんばっている。それには結構な仕事量が必要だと思うけれど、方針がクリアになった今、かならずやりとげるにちがいない。

 ちなみに、わたしが今まで企画していたソフトには、"サウンドテスト"がかならず入る。今回ももちろん入れる予定。

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