Q合流
(←もどる)
12月末。
私はQエンタテインメントに合流した。
以後、マスターアップまで毎日勤めるようになる。
目的がいくつかあった。
惑星などの基本パラメーターを製作するため
仕様調整をスムースにするため
ゲーム内容におけるディレクションをするため
このゲームがしっかり完成できるようにするため
マスターアップ予定日に対して、現在のバージョンにはあまりにもいろいろなものが入っていなかった。それまでも進捗を見ながらいろいろな仕様や調整予定を捨てていたが、それでも間に合うかどうかはわからない。
このあたりになると、ゲームを作る仕事は
最短距離で成果をあげるための仕事となる。
私が現場に入るのは、どの方向に向かえばよりゲームが面白くなるのかを示すより、どの方向がてっとり早く、より効率的なのかを考えるためでもある。
この時点でスタートリップほかほとんどのゲームモードは入っておらず、メテオを打ちあげる基本的なゲームプログラムも途上のものだった。残りは1ヶ月強。かなりキビシイことはまちがいない。
いままでQはスーパーフレックスタイム(つまり会社にいつでも来て、いつでも帰っていい制度)だったようだが、この日を境に朝10時出勤を基本にしてもらうこととなった。
同じく、私は週刊ファミ通で連載しているコラムを除き、今かかえている全ての仕事を断ってしまった。
さすがに、なにかできる余裕はなさそうだ。
(つづき→)