おためし版配布
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 『メテオス』は、とにかく何度かプレイしてみないと、せめて動画などを見てみないと理解し難いゲームだ。ブロックを打ちあげる? ナニそれ面白いの? よくわかんない。当然だ。
 
 いままでに無い遊びであり、他のタイトルになぞらえることができない。他のタイトルと同じように語ると、カンタンに語弊が生じる。
 
 新しいということは、そういうことなのだろうと思う。ゲーム慣れしている人の偏見も激しいので、つくづく難しく、リスキーなことだと思う。でも自分は、ビデオゲームの可能性を信じたい。もっといろんなことができると思っている。
 
 ……とにかく遊んでもらわなければ。それは『メテオス』の楽しさが理解できた関係者内で、共通の思いだったのかもしれない。
 
 で、時期的なラッキーがあった。2005年1月、"次世代ワールドホビーフェア"が全国4都市で開催される。そこにはバンダイもブースを構えている。『メテオス』も展示される。
 
 そこで、『メテオス』の体験版をDSダウンロードで配布しようという計画を立てた。体験版と言うとちょっとカタイ気がしたので、"おためし版"と呼ぶことにする。
 
 実際におためし版を製作するには、プログラムもグラフィックもサウンドも小さくまとめなければならない。いちおうワンカートリッジ対戦を前提にしていたので、その発展系みたいなものだ。
 
 いつもこの"ひそレポ"は硬派でワケワカラナイ感じになっているのを反省して、かみ砕いて説明すると……。
 
 DSをお弁当箱に見立てると、そこにおかずが入る多さは、ゲームソフトであるカードに入る多さよりもかなり少ない。めちゃくちゃ少ない。そして、カードにはおかずが満載されている。
 
 で、ゲームを動かす時には、そのカードからお弁当箱に必要なだけおかずを盛り込む。ほかのゲームでシーンが切り替わったり、メニュー画面になったりする時には、カードからまた別のおかずを引き出し、お弁当箱の中身を入れ替えることで、よりたくさんの物が入っているように見せかける。
 
 おためし版を作るなら、カードは無いわけだから盛り込めるおかずは必ずお弁当箱に入るサイズに制限される。タイトル画面、結果表示画面、ゲームオーバーなども含めてきっちり盛り込まなければならないのでタイヘンだ。
 
 ということは、ゲーム自体がもともと小さいものに限られてしまう。アドベンチャーゲームなどである程度のシーンをまたぐものや、ロールプレイングゲームで移動、戦闘が分けられているものなどは、そもそもおためし版自体作れない可能性が高いということだ。
 
 人的な作業、努力が必要だったと言えど、『メテオス』は切りつめてなんとか入った企画だった。これまたラッキーだ。

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