
実は、自分はいわゆるゲーム業界では少し風変りな過去を背負っています。
自分にとってのゲーム業界デビューをアメリカで経験して、しばらくしてから日本に戻ってきた経緯があったり、アメリカでプレイステーションの立ち上げや、日本ではドリームキャストの立ち上げを経験したり、またアメリカの会社でつい最近まで働いていたことから、いろんな国のクリエイターともお仕事をしてきました。
そんなことから、少し皆さんに風変わりかもしれない感想を、最後に付け加えたいなと思います。
今回のレポートで感じたのは、まず Nintendo DS に関して言うと、携わっている方々の熱意が予想以上に(失礼)あるなあと言う、素直な驚きでした。
新しい遊びを生み出すんだと、いう決意が全体から感じられて、任天堂の皆さん、本当に一生懸命前向きにやっていて、自分がハード立ち上げに携わっていた時代を振り返って反省しきり、積極的なエネルギーに本当に頭が下がりました。
それに応えて、2画面とタッチパネルを各社創意工夫をして挑んでおり、メテオスも負けてられない、がんばらなくちゃ、なんて感じてしまいました。
それにしても、自分にとって新しいハードが出てくるのはお祭りみたいで、ドキドキして楽しみなことです。
いったいどうなるんだろうってね。
また、地盤沈下が起きて久しいと言われる日本のゲーム業界ですが、欧米や中国をはじめとするアジアではゲーム業界が未だに拡大基調です。
新しいゲームが次々出てきてるんですよ。
知ってました?
ただし、地域による趣向の違いがでてきていることもあり、世界での日本の存在感がどんどん小さくなってきていて、その結果として、日本のゲーム会社も日本市場にむけた、よりビジネスとして確実な古いものの焼き直し・改良版を作る体制になってきています。
一方、アメリカではハリウッド型の大型プロジェクトがどんどん出てきていて、洋ゲーといえば大味でコントロールが甘いという定説から、洋ゲーはスケールが大きいという時代に変わりつつあります。
日本のネガティブスパイラルに対して何とか対抗できないものだろうか、ということで、Q ENTERTAINMENT という会社が設立されています。
世界のお客さんに新しい基軸のゲームを楽しんでもらいたい、という気持ちを水口哲也氏をはじめとしたメンバーは持っているはずです。
この視点から、プロジェクトを通して櫻井政博というクリエイターを観察すると、彼への期待がどんどん膨らんでいきます。
桜井さん
(自分の心の中ではまー君と呼んでいるが、実際には失礼で彼にも使ったことがない。彼の、少しかわいい感じが愛情の気持ちと併せてそんなあだ名を自分の中で作ってしまうが、多分、サンフランシスコ〔注:ゲイで有名〕の生活がながすぎたためであろう)みたいな人がそれこそ力を発揮することが、日本のゲーム業界を救うとホント思います。
そんなこと言わなくても知ってるよ、といわれるかもしれないけれど、彼の何がすごいかっていうと、
“森と木が両方見えて、ユーモアがあって厳しい”とか、
“クリエイティブでありながら、ユーザーの視点を常に持ち、妥協しない”だとか、
“直感と論理の絶妙なバランスをもち、その表現力にすぐれている”だとか、いろいろいえるのですが、まあ一言で言うと
“舞台度胸があって、チャーミング”ということでしょうか。
そりゃ人間だから欠点もあるでしょうが、彼は世界の舞台をみても平常心で前向きで挑むだろうなあ、っていうところがとにかく嬉しいところです。
なんのこっちゃ?でしょうか。だから一応、風変わりな感想と断ったはずです。
最近、彼のように才能のある人が独立をしていますが、このような才能をうまく使っていける業界にならないと、ゲーム業界も日本の映画業界みたいになってしまう(失礼)んじゃないかと思っている今日この頃です。
後、最後に皆さんにお願いしたいのは、つまるところ
ユーザーがゲーム業界を支えているってこともあって、皆さんが新しいものを求めれば、日本で新しいものがでていきやすくなるっていう展開もありますから、Qに限らず新しい動きに対して応援して欲しいと思います。
かつては日本が世界の市場を引っ張りましたが、それは日本のユーザーが世界のユーザーを引っ張っていたといえると思うのです。
ですから、厳しくとも是非温かいサポートをお願いします!と言うことでレポートを終わりにしたいと思います。
皆さん、ますます寒くなります。
インフルエンザと口内炎には気をつけてください。
Thank You!